美容クリニックの内装の基本とは?意識すべきポイントや内装業者の選び方を解説

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美容クリニックの内装は、お客様に与える印象を決める要素となるため重要なポイントです。人気のある美容クリニックにするためにも、内装にはこだわったほうがよいでしょう。本記事では、美容クリニックの内装における基本を解説します。内装を見直す際のポイントや内装業者の選び方も解説するため、参考にしてください。

美容クリニックの内装の基本とは

内装は美容クリニックを選ぶ際のポイントとなるため、重要な要素です。内装が簡素すぎる、美容をイメージできないということだと選ばれにくくなります。内装にこだわることで、お客様の満足度向上につながるケースも少なくありません。クリニックのイメージが良くなる可能性もあるため、内装の基本を押さえておきましょう。

美容クリニックの内装の基本1:清潔感

美容クリニックの内装では、清潔感が大切です。美容クリニックを訪れるお客様は、今よりも美しくなりたい、自分を変えて前向きになりたいなどを考えている人が多いです。清潔感がないクリニックだと、「このクリニックでは美しくなれない」「施術に不安がある」などと思われる可能性があり選ばれにくくなります。

また、お客様がいつ来てもいいようにクリニックを清潔に保っておく必要もあります。そのため、清掃のしやすさも意識するとよいでしょう。

美容クリニックの内装の基本2:動線

美容クリニックの内装では、動線も意識しましょう。スタッフが効率的に仕事をするためにも動線は重要なポイントとなります。たとえば、スタッフが移動しやすいように、バックヤードを用意しておく、医療用機器をスムーズに移動させるために廊下を広めに設計するなどの工夫が必要です。

また、プライバシーを保護する必要もあるため、お客様が周りの目に触れないようにする、お客様同士が接触しないようにするなどの工夫があるとよいでしょう。

美容クリニックの内装の基本3:法令遵守

美容クリニックを開業する際には、条例や法令をしっかりと把握して遵守する必要があります。開業する前に、消防署や保健所などに図面を持っていき、図面をもとにして工事を進めてもよいかを、前もって確認してもらう必要があるため、注意しましょう。

保健所からの許可が得られない場合には、着工できません。法令を遵守しながら開業準備を進めていくために、専門家に相談してアドバイスをもらうのもよい方法です。

美容クリニックの内装を見直す際のポイントを解説

美容クリニックの内装を見直す際には、5つのポイントを意識しましょう。ここでは、各ポイントを詳しく解説します。

ポイント1:安心感

内装を見直す際には、安心感を与えられる内装を意識するとよいでしょう。美容クリニックに来るお客様のなかには、これから自分が変わることや施術に対する不安を抱えており,

落ち着かない気持ちになっている人も少なくありません。

不安な気持ちを和らげるためにも、安心感がありリラックスできる空間を提供しましょう。長時間滞在するケースもあるため、落ち着きを感じられる空間にするのもおすすめです。お客様のことを第一に考えた内装を検討しましょう。

ポイント2:高揚感

お客様のなかには、自分を変えたい、どう変わるのか楽しみという前向きな気持ちを持っている人もいます。お客様の前向きな期待を後押しするために、高揚感を与えられるような内装にするとよいでしょう。

内装を見て思わず惹かれるような空間、おしゃれで美意識を刺激できるような内装を目指しましょう。この際、オリジナリティがあるとなおよいです。オリジナリティのある空間にすることで、お客様がリピートしたくなる可能性が高くなります。

ポイント3:訴求力

インターネットが広く普及したことによって、SNSなどに内装がアップされるケースも多くなりました。SNS上にクリニックの内装や口コミが出回る可能性も高いため、「行ってみたい」「このクリニックできれいになりたい」と思ってもらえるような訴求力のある空間を目指しましょう。

たとえば、イメージカラーで統一しつつおしゃれな空間にする、フォトスポットを設置してSNSに投稿したくなる空間にする、といった方法が考えられます。

ポイント4:プライバシー

美容クリニックでは、お客様のプライベートな話を聞く機会もあります。人に聞かれたくないような悩み、美容クリニックを利用する理由といった、さまざまな話をするケースも少なくないため、プライバシーに配慮した内装にしましょう。

たとえば、待合室でお客様同士の目が合わないような内装にする、診察室はドアで区切った個室タイプにして防音対策をするというように、お客様目線に立った内装にすることが重要です。

ポイント5:パウダールーム

美容クリニックでは、施術前にメイクを落とさなければいけないケースもあります。また、施術後にメイク直しをしたいというお客様も多いでしょう。そのため、パウダールームを完備しておくことも重要なポイントです。

美容クリニックに訪れるお客様は美意識が高く、美しくなりたいというお客様が多いため、充実したパウダールームを設置しておくとよいでしょう。また、施術後にお客様が一息つける場所としても使えるため、居心地のよい空間にすることも大切です。

美容クリニックの内装業者の選び方とは

美容クリニックの内装業者を選ぶ際には、3つのポイントを重視しましょう。ここでは、各ポイントを解説します。

美容クリニックの内装に強いか

まずは、美容クリニックの内装を手掛けたことがあるかどうか、施工実績をチェックしましょう。前述したように、美容クリニックの内装はさまざまなポイントを押さえなければいけません。そのうえで、自院のコンセプトや要望をデザインに落とし込んでもらう必要があるため、美容クリニックの内装に強い業者がおすすめです。

美容クリニックの内装を多く手掛けており、実績が豊富にある業者を選べば、スムーズに進みやすいでしょう。

ワンストップ体制をとっているか

ワンストップ体制をとっているかどうかを確認しましょう。ワンストップ体制とは、内装以外の工事も一貫して行っていることです。美容クリニックの施工では、内装工事だけではなく電気や空調、水道などの設備工事が必要です。また、院内のレイアウトや家具の配置なども必要になるでしょう。

このように、美容クリニックを開業するために、必要な工事をワンストップで行ってもらえれば、コスト削減につながります。また、やり取りも一本化できるため手間もかかりません。

アフターフォローがしっかりしているか

施工後のアフターフォローが充実していれば、安心して施工を任せることができます。万が一不具合やトラブルが起こったとしても、アフターフォローが充実している業者なら対応してもらえるため、安心感があるでしょう。

アフターフォローの内容は、内装業者によって異なります。そのため、契約する前にどのようなアフターフォローを受けられるのか、アフターフォローの期間などを確認しておくことが大切です。

美容クリニックの内装事例

ここでは、美容クリニックの内装事例を紹介します。

施工事例:プリモ麻布十番クリニック

プリモ麻布十番クリニックは、もともとは劇場の跡地でした。そこで、劇場ならではの天井の高さを活かして、Blooming(咲きほこる)をイメージさせる、グラフィックを施していることが特徴です。また、動線にも工夫があります。回廊のような空間にすることで、お客様同士が交錯しないような設計になっており、プライバシーに配慮しています。

事例の詳細はこちら

美容クリニックの内装なら丹青社

美容クリニックの内装なら、丹青社への相談がおすすめです。丹青社は、美容クリニックを始めとした、ホスピタリティ空間や商業空間などの空間づくりのサポートを提供しています。それぞれの課題やテーマ、コンセプトに合わせた設計が可能で、誰にとっても利用しやすいユニバーサルデザインを施すこともできます。

まとめ

美容クリニックの内装はお客様に与える印象を決める要素で、美容クリニック選びの際の重要なポイントでもあります。清潔感や動線を意識したうえで、法令を遵守した内装にしましょう。また、内装工事をする際には美容クリニックの内装に強く、ワンストップ体制をとっている業者がおすすめです。

株式会社丹青社は、調査・企画・設計・施工・運営管理に至る幅広い分野で事業展開を行っており、優れた総合力があります。また、美容クリニックなどの空間づくりの支援も行っています。美容クリニックの内装工事をお考えなら、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

株式会社丹青社

「こころを動かす空間づくりのプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。

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