SHARE
SHARE
イノベーションを生み出すオフィスとは?デザインのポイントや事例も紹介
ワークプレイス |
企業が成長していくためには、新しい発想や価値を生み出すイノベーションが欠かせません。その実現には、働く人の創造性やコミュニケーションの発生を促すオフィス環境が大きく影響します。近年では、部署を超えた交流を促すレイアウトや、集中作業とコミュニケーションを両立できる空間づくりが注目されています。
今回は、社内のイノベーションを生み出すオフィスの特徴や、コミュニケーションを引き出すレイアウトのポイントをわかりやすく解説します。丹青社がオフィスデザインを手掛けた事例も紹介するので、これからオフィスの移転を考えている企業担当者は、ぜひ参考にしてください。
資料「オフィスに“にぎわい”と“つながり”を生む4つの視点」を無料でダウンロードする
目次
イノベーションを生み出すオフィスとは?

イノベーションを生み出すオフィスは、従業員同士が自然に交流し、新しい発想や価値が生まれるように設計された空間を指します。企業の成長を後押しするためには、レイアウトや家具配置だけでなく、働く人の行動や心理を理解した空間設計が重要です。
イノベーションを生み出すオフィスの一例として、従業員同士のコミュニケーションを促すディスカッションスペースや、さまざまな使い方ができるオープンスペースの設置が挙げられます。
関連記事:オフィスラウンジはブランディングやイノベーションのハブになる、丹青社の空間づくり

社内のイノベーションを生み出す要素

社内のイノベーションを引き起こすためには、従業員・空間・コミュニケーションの3つの要素が相互に作用する環境作りが必要です。
部門を超えたコミュニケーション
イノベーションは、異なる知見や立場を持つメンバーが交流することで生まれやすくなります。新たな視点や新規事業のアイデアを生むためには、部門の垣根を越えたコミュニケーションを発生させる仕組み作りが重要です。
具体的にはオープンスペースの設置や共有エリアの活用、従業員同士の会話を促すカフェスペースなど、自然に対話が生まれる環境を整えることで、アイデア交換の機会を増やせるでしょう。
関連記事:オフィスコミュニケーションを活性化するためのレイアウトやスペースを紹介!
多様なバックグラウンドを持つ従業員の採用
組織のイノベーションを促進するためには、異なる価値観や専門性を持つ人材を積極的に取り入れることが効果的です。多様なバックグラウンドを持つ従業員が集まることで、多角的な視点からものごとを捉えることができ、より創造的なアイデアが生まれやすくなるでしょう。
また、異文化交流や異業種経験者との関わりの場を設けることも、新たな発想を生むきっかけになります。
個人・集団それぞれが集中できる作業スペース
生産的なオフィスには、個人の思考や作業に没頭できる空間と、集団でコミュニケーションを取る空間の双方が必要です。オフィス内に集中力を高められる個別ブースや静かなエリアを設けると同時に、ミーティングスペースやラウンジスペースも整備するとよいでしょう。シーンに応じて使い分けられる空間があることで、従業員のパフォーマンスを向上できます。

イノベーションを生み出すオフィスデザインのポイント

新しい発想や従業員同士の建設的なコミュニケーションを引き出すためには、従業員が働き方に応じて空間を選べるような環境を作り、自然と交流が生まれるレイアウトを整えることが重要です。
柔軟なワークスタイルにフィットする空間
社内のイノベーションを促すためには、従業員が働く場所を自由に選べる柔軟なワークスペース作りが効果的です。固定の自席だけでなく、スタンディングデスクやカフェスペース、ソファ席などの多様なブースを設けることで、従業員がシーンに合わせたスタイルで業務に取り組めます。
昨今はリモートワークの導入が進んでおり、オフィスに出社した日に活発なコミュニケーションを取ることが重要になってきています。
創造力を引き出すクリエイティブな空間
従業員の創造力を高めるためには、視覚的な刺激を与えるデザインや発想を広げやすい空間作りが重要です。
壁面にホワイトボードやアイデアを書き込めるスペースを設けたり、アートや色彩を取り入れたりすることで、従業員の柔軟な思考を促すことができるでしょう。また、空間を広々と使うことで、心理的なゆとりを生みやすくなります。
関連記事:クリエイティブオフィスとは|導入メリット・空間づくりのポイント・成功事例など
カジュアルコミュニケーションを誘発する空間
革新的なアイデアやイノベーションは、普段の何気ないコミュニケーションから生まれることが珍しくありません。たとえば、カジュアルな会話のきっかけを作るために、従業員が自然と集まるラウンジやカフェ風スペース、立ち話がしやすいカウンターなどを設置すると効果的です。
従業員同士がリラックスしながらコミュニケーションを取ることで、部門間のナレッジ共有や新しいアイデアの発生につながります。
ナレッジシェアを行う回遊性のある空間
従業員が社内を回遊しやすいレイアウトを作ると、部門を超えたコミュニケーションやナレッジシェアが起こりやすくなります。ディスカッションスペースや展示エリアなどをオフィス内に設置することで、従業員が自然とさまざまな情報に触れる機会を作れるでしょう。
グループディスカッションが捗る空間
チームでの議論を深めるには、メンバーが意見を出しやすいディスカッションスペースが必要です。円形のテーブルや可動式のホワイトボードなどを活用することで、参加者全員が視線を合わせやすく、意見交換がしやすい環境を整備できます。また、音響や照明も工夫することで、従業員の集中力を高めることもできるでしょう。
快適なオフィス環境を作り出すポイント

社内でイノベーションを引き起こすためには、従業員が心地良く働ける環境作りも重要です。
自然光を取り入れる
オフィスに自然光を取り入れると、空間全体が明るくなり、従業員の集中力やモチベーションの向上につながります。自然光が差し込む環境は心理的なストレスを減らす効果もあるといわれているため、窓際の空間を活用したり遮光しすぎないブラインドを採用したりして、自然光を効果的に取り込みましょう。
グリーンや木材を配置する
グリーンや木材を取り入れたオフィスは、働く人に落ち着きやリラックス感を与え、ストレスの軽減や集中力の向上につながります。デスクの付近に観葉植物を設置したり木材の質感が感じられる家具を選んだりすることで、オフィス全体によい雰囲気を与えられます。
関連記事:オフィスにグリーンを置くとストレス軽減?メリットや取り入れ方を解説
可動式の家具を取り入れる
従業員の柔軟な働き方を支えるためには、レイアウト変更がしやすい可動式の家具が役立ちます。キャスター付きのデスクやキャビネット、折り畳み式の椅子などを取り入れることで、少人数のミーティングから大人数のプロジェクトまで、シーンに応じて自由に空間を変化させられます。
固定席に縛られない働き方の推奨は、部門を超えたコミュニケーションの活性化にもつながるでしょう。
リフレッシュスペースを設置する
ソファやクッションなどを配置したリフレッシュスペースは、従業員が気分転換をおこなったり、休憩を取ってリラックスしたりできる空間です。業務中にリフレッシュする時間を設けることで、従業員の集中力や生産性を向上でき、新たなアイデアやイノベーションを創出しやすくなります。
関連記事:リフレッシュスペースで職場環境改善|必要性・メリット・注意点・成功事例を解説
カフェスペースを設置する
オフィス内にカフェスペースを設置すると、従業員が作業に煮詰まった際に一休みできるだけでなく、集まった従業員によるカジュアルなコミュニケーションも生まれやすくなります。
コーヒーや軽食を楽しみながら会話ができる環境は、新たなアイデアの創出に効果的です。また、訪問者とのカジュアルなミーティングにも活用でき、ブランドイメージの向上にもつながるでしょう。
関連記事:オフィスカフェとは?社員食堂・休憩室との違いやポイントを解説
資料「オフィスに“にぎわい”と“つながり”を生む4つの視点」を無料でダウンロードする
イノベーション創出が期待できるオフィスデザインの事例
ここからは、丹青社が手掛けたオフィスの事例をいくつか紹介します。
共和レザー 本社オフィス
自動車内装用表皮材を中核とした合成皮革、フィルム製品を製造する共和レザー株式会社の本社屋のリニューアルプロジェクトです。
本社オフィスは、そのアイデンティティを誰もが感じ取り、製品に自然に触れ、アイデアを試せたり発表できたりなど、刺激が循環していく仕組みをつくり、空間デザインで表現されています。また、共創空間や開放的なワークスペースなど、社員同士、顧客やパートナー会社と新しいアイデアを芽吹かせる、イノベーション環境も併設されています。
Wing-AI Lab〈-紫峰-オフィス〉〈秋葉原オフィス〉
Hondaグループ内のベンチャーとして新しく誕生したWing-AI Labのオフィスは、さまざまな経歴やバックグラウンドを持つメンバー同士のつながりを強化することを目的としてデザインされました。
エンジニアのパフォーマンスの向上やコミュニケーションの誘発を狙いとしてクロスレイアウトを取り入れているほか、集中力を高めるRGB色のアッパー間接照明を採用しているのが特徴です。
Wing-AI Lab〈-紫峰-オフィス〉〈秋葉原オフィス〉 | 実績紹介 | 株式会社丹青社
MonotaRO 本社
MonotaROの本社オフィスは、「積極的なコミュニケーションの促進により、お互いを刺激し高め合い、新しい発見が得られる場」をテーマとしてデザインされました。
リモートワークが発達するなか、リアルなオフィス空間でしか得られない価値を創造するため、カウンターチェア席・カフェエリア・プレゼンテーションルーム・シアタースペースなどの豊富なスペースを取り入れています。
やまやコミュニケーションズ 本社オフィス
やまやコミュニケーションズ本社オフィスは、「見通しが良く一体的で、コミュニケーションの活発化を促すオフィス」をテーマとしてデザインされました。従来のオフィスよりも面積が縮小したことにともない、パーテーションを減らした効率的なレイアウトを行なっているのが特徴です。
また、すり鉢型のプレゼンテーションスペースやビタミンカラーのリフレッシュスペースなどを設置し、従業員のモチベーションを高める工夫が施されています。
やまやコミュニケーションズ 本社オフィス | 実績紹介 | 株式会社丹青社

まとめ
イノベーションを生み出すオフィスには、コミュニケーションの発生を促すレイアウトや、多様な働き方に対応できる空間作りが必要です。また、自然光やグリーンを取り入れたり、カフェスペースやラウンジスペースを作ったりして、従業員が気持ちよく働ける環境を整えることも重要な要素といえます。
丹青社は、多様な業界の空間づくりで培ったノウハウを活かし、柔軟かつ的確なオフィス空間をご提案します。現在のオフィスに課題を持つ方は、ぜひ丹青社へご相談ください。

この記事を書いた人
株式会社丹青社
「こころを動かす空間づくりのプロフェッショナル」として、店舗などの商業空間、博物館などの文化空間、展示会などのイベント空間等、人が行き交うさまざまな社会交流空間づくりの課題解決をおこなっています。
この記事を書いた人
株式会社丹青社
